読書_理系的アタマの使い方_鎌田浩毅

鎌田先生の実践的アウトプット術

 

ハイライト

・理系的アタマの使い方とは、ひと言でいうと「アウトプット優先主義」である。

・アウトプット優先主義の科学者は、じつは実験する前にあらかじめ論文を書いてしまう。

 

知的生産と知的消費を分けることが大事

 知的生産…論文、レポートなど文章の集積ができあがる

 知的消費…本の濫読、将棋など直接生産に結びつかない活動

 

不完全を許容し、切り捨てた内容は思い切って断念する

 

あとは流し読み

ちょっと想定していた内容ではなくて残念。

鎌田先生はコピー用紙をメモノートに使う方と聞いていたのでちょっと親近感があって読んでみた。

映画_シン・エヴァンゲリオン

ああ、エヴァ終わったんだな…終わらせたんだな…

(ネタバレちょっとあり)

 

 エヴァにはそれほどのめり込んでいなかったが、テレビシリーズからリアルタイムで体験してきた世代、見るしかないっしょ…とのテンションで拝見。

 碇親子の歪な物語とチルドレン達の居場所を求める物語だと思った。

 個人的なハイライトは碇ゲンドウが銃で撃たれたシーン。ナウシカで言うところの「ヒドラ」化してしまったの!?という衝撃。ちょっと作品に距離を取られてしまった。

 ○○インパクトとか槍の話は難しくて理解していないが、劇場版の中では理解しやすい映画だったと思う。

 ①パリ郊外戦闘シーン

  もう目まぐるしくて何がどう動いているのか分からなかったけど何か凄かった。庵野監督が好きで作ったのか、そんなシーンが好きな観客のために作ってくれたのか。

 ②レイ(仮称)の居場所

  プラグスーツを着たまま農作業。なんてシュールな…と思いながらもレイ(仮称)が読書を重ねているシーンにはグッときた。自身の限られた生存時間の中で自身のことを考えてくれた時間をとってくれたシンジに感謝して消えるレイ(仮称)…なんて儚くも純粋なんでしょう。シーンの時間はちょっと長いなと思いながらも丁寧に作るには必要な時間なのかもしれない。声優の林原さんの声をたくさん聞くことができてよかった。

 ③シンジくん復活

  まあ本当いつもイライラする程のネガティブさん。何も言葉にできないシンジくんをアスカが代弁してくれていたので耐えられた。元クラスメートの相田ケンスケに救われたね、シンジくん。「みんなどうしてこんなに優しいんだよ!」と叫ぶシーンには定型を感じたが、それでもグッときました。泣いて、食べて、働く。そうした何気ない生活って大切なのだな。それにしても相田ケンスケ…かっこいいなぁ。元クラスメートたちがみんな身も心も「大人」になっていてシンジくんとのコントラストを際立たせていた。

 ④ヤマト作戦

  なんかもう、機動力を増した宇宙戦艦ヤマト庵野監督、好きだったのかな。1枚も2枚も上手な冬月さん、渋くてかっこいい。ゼーレのシナリオ、ゲンドウのシナリオ…昔からみんなどんだけ先を読んでいたの??って昔から不思議だったけど、そこは漫画ですよね。アスカが使徒化するシーンはゲンドウ銃撃に匹敵するハイライト(個人的)でありました。冬月「後はよしなにしたまえ」…やはり渋い!

 ⑤クライマックス

  いろんな映像技術?が使われていて、良かったのか悪かったのかよく分かりません。NHKプロフェッショナルを見てから映画を見たので「ああこのシーンか」との本編とは別の感動?もありました(笑)映画からプロフェショナルの人は逆の感動があったのかな。

  ゲンドウのユイへの愛情?は分かったけど、周りの人(引いては全人類)を巻き込みすぎ。列車の中での心象描写はもうお約束なのでしょうが、最後の映画にしてやっと見慣れた感じでちゃんと見られた。ゲンドウは最後にしてやっと自分の息子(シンジ)の中にユイを見ることができたのでしょう。よかった。それにしても周りを巻き込みすぎ(笑)

 シンジくんも大人になったね。冷静で客観的で。覚悟を決めた人の行動なのでしょう。そんなシンジくんも最後は母に救われて、ユイの伏線?も回収された。

 アスカも居場所を見つけましたね。あのケンスケならきっと…。ああ、本当にエヴァ終わるんだな…と感じた一瞬だった。

 最終シーンは庵野監督の故郷の駅なのかね?現実に戻ってきました。あああ…戻ってきたなぁ…という何とも言えないこの感じ。物語の終わりにはつきものなのでしょうか。「君の名は」でも似た感覚があったのを思い出したが、決して映画「ドラゴンクエスト5」とは違うとも思った。

 

 ああ…みんなそれぞれ自分の居場所へ戻っていく。

 成長し、これで良かったという物語を紡いでいく。

 それは監督然りで、エヴァが終わったのか、終わらせたのか。

 全てのエヴァンゲリオンにさようなら。

 とにかく20数年観客だった僕だけが、成長もせず、物語も紡げず取り残されてしまった。

読書_1万人の脳を見て分かった!「成功脳」と「ざんねん脳」_加藤俊徳

成功した著者のざんねんな著書

 

・他の自己啓発本とさほど内容が変わらない

・根拠が著書の経験話が多く、脳科学からのアプローチがあまりない

・もっと科学的な根拠を示して欲しかった

・著者の文章が私には合わなかった

 

ハイライト

・著者の子供の脳画像をずっと撮り続けているという箇所

 

暫定点数

・10点

読書_時間と空間を操る「量子力学的」習慣術_村松大輔

・とてもとても素敵な内容が書いてある本

・小難しい所は分からないまま読んだが、30分程度で読了

・どんな物質も極限まで細部をみたら素粒子でできてる

 →我々も素粒子からできている

 →気持ちや思いも素粒子に影響を与える

 →その素粒子の影響が積みかさなって我々が目に見えるレベルまで影響が及んでくる

 →「思い」は「カタチ」になる

・プラスの思いをもてばプラスの影響が出てくるし、マイナスの思いはマイナスの影響が

 でてくる

・結果を出したいならワクワクや楽しみを取り入れるといい

・時間や空間にも影響が出てくるよ

 

信じ実践する者は救われる本

…それはどの自己啓発本も同じか。

読書_雑誌プレジデント2021.4.30

市川海老蔵

 ・自分自身をピュアな状態にしておけば勝手に情報が入ってくる

 ・多くの人が「型」を学んで満足し、本質をつかめない

  ・教科書の奥には本質があるけど、教科書=本質ではない

  ・型の奥にある本質を学べなければ、型は型でしかない

 ・「わかってるけどやらない」はダメ「わかっていることはやる」

茂木健一郎

 ・記憶力は無理に絞り出すものではなく、解き放つもの

 ・どんな人の中にも、潜在的には驚くべき記憶力がある

 ・脳は、思い込みに囚われずに脱抑制すれば、大きな力を発揮できる

 ・言い訳をせずに自分を追い込むことで、記憶力における火事場の馬鹿力を発揮できる

・鎌田浩毅

 ・人生には二つの勉強がある 「専門」と「教養」

 ・専門の勉強は効率重視オンリーでいい

 ・教養の勉強時間を計画し、残りの時間でいかに効率的に専門を勉強するかという

  発想に切り替える

 ・メンターを見つけてとことん追いかける

 ・生身の人間から学ぶことが勉強の極意

 ・本がたくさんあること=教養があることだと勘違いしてはいけない

  むしろ必要なのは「断捨離」

 ・知識の積み上げではダメで、むしろ知識が滞留しないように、捨てて頭を軽くして

  あげないといけない

 ・蔵書を増やして喜んでいるようではレベルが低い

 ・読み終わった本はストックしないで手放すべき

 ・一生取っておきたい本が本棚にあるのは素敵なこと

 ・勉強を始める前にあらかじめ「時間の枠」を設定して、その枠内に終えることを

  目指した方が、締切効果で密度の濃い勉強ができる

・樺沢紫苑

 ・私も学生時代には、3日に1本、ボールペンのインクがなくなるくらい書いて覚えた

 ・日記は記憶力をアップする強力な武器になる「想起」のトレーニングになる

 ・何かを覚えるまえに理解する

  ・記憶のプロセス「理解」「整理」「記憶」「反復」の「理解」「整理」を怠っては

   いけない

  ・理解せず覚えるのは「丸暗記」であり「意味記憶」にとどまっていまう

  ・理解整理することで「エピソード記憶」に転化され忘れにくくなる

 ・記憶力のいい人はゲーム感覚で楽しみながら工夫しながら勉強する

 ・私は仕事をするとき、作業時間にリミットを設け、15分単位の砂時計を見ながら

  自分を追い込んでいる。その方が能率が上がる。15分は緊張感が持続可能な時間だから

中野信子

 ・私たちはなぜ脳を持っているのか。それは「過去に自分が生きてきた環境条件のもとで、

  こういう戦略が適切だった」と言う情報を探すため。脳を持たない生物では遺伝子にその

  情報を託す。世代交代の中で戦略を洗練させていく。

 ・せっかく脳を持っていて、多様な生き方を選べるように進化したのに、自分と同じもの

  だけを選択するのは非常にもったいない

 ・スマホは優秀な外部記憶装置、記憶する時間やエネルギーを「考える」ためにつかう!

 ・かわいい子にはスマホをもたせよ

  ・私が子どもだったことには「スペースインベーダー」をはじめとするアーケードゲーム

   が大流行した。当時の大人たちは「ゲームばかりしていると頭が悪くなる」を言って

   いたが、そんなことにはならなかった。むしろより深くゲームに熱中して、基板など

   も手に入れてハックしていた人たちが、今ではデジタル社会の担い手となって莫大な

   お金を稼いでいる。

佐藤敦

 ・記憶力、速読力より推測力が重要

  ・重視すべきなのは、多くの中高年の心配のタネである記憶力ではなく「推測力」

   いろいろな事柄どうしを関連づける力のようなもの

読書_極アプトプット 樺沢紫苑

読んでよかった一言

・アウトプットというのは、「自己表現」につながりますから、基本的には楽しいこい行為

 なのです。

 

所感

・本の帯に「極(エッセンシャル)アプトプット」のエッセンシャルがある?

・帯から…

 ・もともと人は誰でも「コミュニケーション下手」

  ・コミュニケーション力の差は単に「こなした数」の差

  ・アウトプットを毎日続ければ学力が劇的に向上、人間関係も改善する

 ・インプット3:アウトプット7が理想の比率

 ・「書くこと」は「記憶すること」。書けば書くほど記憶が定着する

 ・幸せになりたければ、ネガティブの3倍ポジティブを口にする

 ・アウトプット力はあなたの人生の最強の武器になる!

・この著者の本は購入はすれどあまりちゃんと読んでこなかった。

 その理由は「なんとなく」なのだが、著者のユーチューブを見て少し意識が変わった

・著者はアウトプットを実践している人物であり、自ら実証を重ねている

・私がみたユーチューブの内容がよくまとまっていて分かりやすかったので

 私には説得力があった

・そんなこともあり、著者の著作もちゃんと読んでみようと思った今日この頃

・この本は、そんな変化の前にパラパラしたのでもう深読みはしないだろうが、

 読んでよかった一言に出会えたので良しとしよう

・アウトプットは自己表現…

 自分というフィルターを通してアウトプットするのが良いんだろうな

 ただただ本の内容をノートに書き写しても、それは自己表現とは言いづらい

 どこかで「自分なり」に「自分の言葉」に変えていくことが重要なのだ

読書_アップデートしつづける勉強法で東大へいけ!

読んでよかった一言

・新しい時代に備えるために まず言葉の使い方をかえる

 「今後…二度と『頑張る』とは言わない」

 「全力」「がむしゃら」「必死」これらの言葉も今後使わない

・見せかけだけのやる気なんていらないぞ!

・もはや受験勉強は「気合と根性」の時代じゃない。「ラクして楽しくやる」時代なのだ。

 ではどうすればラクして東大へ行けるのだろうか?そういう考え方にアップデートしな

 くてはいけない。

 

所感

・『ドラゴン桜』の著者 三田紀房はインタビューで「受験勉強ほど将来に役立つものは

 ない」と言っている。「目標達成トレーニングとして受験勉強が一番向いている」と。

・確かに、捉え方によっては三田さんの言う通りだと思った。

・この「捉え方」が重要で、同じ勉強をしても意識の持ち方次第で結果が大きく変わって

 くる。

・勉強への取り組み方についても、今までの「気合と根性」で乗り越えるのではなく

 「ラクして楽しく」への意識変革が必須なのだろう。

・なぜ「頑張る」がいけないのか。

・本気で達成した目標がある場合、今なすべきこと、効率的な方法・計画というものを

 具体的に決定し順次実行していかなければならない。

・結果を出すには正しいプロセスを踏む必要があり、そのプロセスは必ず合理的で機能的

 なもの。

・しかし「頑張る」には具体性がない。感嘆符「!」でしかない。

・「とにかく頑張る」では道に迷い、闇雲に勉強量だけが増え、必ず途中で破綻する。

・やるべきことを淡々とやればいいのだ。